痩せるホルモンGLP-1とは?
肥満体質で悩んでいる方は、同じ量と同じ食べ物を食べているのに
自分だけ何で太るのだろうと疑問に思った経験があるはずです。
実際に同じ量と同じ食べ物を食べているのに全く太らない人っているんですよね!
その現象には色々な原因があるのですが、実は、痩せるホルモンの量や効きやすさが関係しています。
テレビ番組「たけしの本当は怖い家庭の医学」で紹介されたのが【痩せるホルモンGLP-1】です。
この痩せるホルモンGLP-1の量が多い人は「痩せやすく」摂取カロリーが多くても太りません。
逆に痩せるホルモンGLP-1の量が少ないと、同じ量と同じ食べ物を食べているのに太ります。
このように【痩せるホルモンGLP-1】が肥満の原因と注目されているのです。
この効果が解ってからGLP-1は、医学の分野でも注目されるようになり
糖尿病など肥満やメタボと関連する生活習慣病の治療薬として使われるようになりました。
ダイエットと違いGLP-1の量が多い人ければ、少ない努力で痩せることができるので
肥満体質を改善したい人にとっては、ちょっと夢のようなホルモンです。
では、この痩せるホルモンGLP-1を増やすにはどうしたらよいのでしょうか?
GLP-1とは、食後に分泌されるホルモンです。
GLP-1は、インスリンの分泌の促し血糖値の上昇を緩やかにする作用があります。
また、満腹中枢を刺激して、食べる量を抑えたり、脂肪を蓄積しない作用もあります。
誰でもGLP-1は分泌しているのですが、太りやすい人と太りにくい人では、その分泌量が違います。
番組内で紹介された例では、痩せている人は、太っている人の5倍もGLP-1を分泌していました。
さて、GLP-1の分泌量を増やせば、太らない体質になるのですが、どうやって増やせばいいでしょうか?
それは、GLP-1を分泌する細胞が多く存在している小腸を刺激すると良いそうです。
小腸に届く食物繊維を多く含む食材を摂取すればGLP-1の分泌量が増えるのです。
また青魚に多く含まれているるEPA(エイコサペンタエン酸)も小腸を刺激しGLP-1の分泌を促進します。
EPAは、サバやイワシ、秋刀魚に多く含まれています。
痩せている人が多い地域では、サバ缶をよく食べていると紹介されていました。
簡単で手ごろな値段のサバ缶を食べるとEPAを摂れるのでGLP-1の分泌が促進されます。
今でもスパーでさば缶(水煮)が品薄状態なので、テレビの影響は凄いと感じます。
つまり食物繊維の多く含まれているものと青魚を食べる習慣が【痩せるホルモンGLP-1】の
分泌量を増やし、自然と太らない体質に改善されるとという仕組みです。
肥満体質でお悩みの方は、ぜひ、試してみてください。